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ヴィレ・クレッセ オール・クラッセ 2020年 ドメーヌ・アンドレ・ボノーム

販売価格(税込):
5,500
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フランス白
フランス ブルゴーニュ 白 ヴィレ・クレッセA.C. 750ml

この『オール・クラッセ』はどうやら日本向けのキュヴェですね(笑)。だってボノームのホームページを見ても同じものがありません(笑)。単なるオール・クラッセのワインは今ラインナップにありません(笑)。調べると『ヴィレ・クレッセ ヴィエイユ・ヴィーニュ』を日本向けに『オール・クラッセ』と発売しているようです(笑)。ともあれ久しぶりの扱いとなります。マスキューのパソコンで確認すると2010年以来の入荷です(笑)。2008年ヴィンテージ以来ですから10年ぶりです(笑)。実は一時期このドメーヌは調子を崩しました。それにより扱いを止めたのですが、今孫たちが運営するようになり見事な復活。かつて以上の輝きを取り戻したように思います。
『オール・クラッセ』の畑は、なんと1930年代に植樹された平均樹齢75~95年。ヴィニロンだった曾祖父の形見ですね(笑)。これを樽発酵後新樽比率20%で18~20ヶ月の熟成したもの。
古樹ならではの旨み満載(笑)。
今回は2019年のものです。2018年の困難な作柄でも立派な矜持を感じさせる出来映えはご記憶に新しいかと(笑)。でもですね、この2019年はシュープリーム!
2018年より樽のニュアンスはほとんど感じません。香りは基本ハニーでトロピカルフルーツや白桃、アプリコット、グレープフルーツなど満載(笑)。そしてこの2019年はボリュームある液体に潜んだ多量の酸やミネラルがあり、懐に刃を隠し持っているかのよう(笑)。とても高度な折り合いなのです。果実味が全面に出ていた2018年とはちょっと違いますね。やはりブルゴーニュ全体がとても良い作柄でしたので、南部のヴィレ・クレッセも例外ない出来上がり。全体の大きさ、パワー、詰まった果実味は圧倒的。もちろん早くも飲めますが、先々の熟成も楽しみ(笑)。アペラシオンの特徴はもちろんアンドレ・ボノームの秀逸さが伝わるヴィンテージです。

アンドレ・ボノームは、ブルゴーニュのマコネ地区でヴィレ・クレッセA.C.の白ワインを生産するアペラシオンを代表するドメーヌです。超一流と言われる星つきレストランの多くが採用するドメーヌとしても名声を得て、高名なワイン評論家の称賛を浴び、マコン地区のシャルドネを生産するトップランナーとなっております。ヴィレ・クレッセの特徴となるるミネラル感と肉付きの良さは飲み手を惹き付けて止みません。


ドメーヌは1956年にアンドレ・ボノムと彼の妻ジゼルによって設立されました。当初は当時のアペラシオンであるマコン・ビィレの4ヘクタールで、父親のジョセフ・ボノムから受け継いだもの。もともとヴィニロンの血を受け継いでいますから、今の建物の壁にドメーヌ・アンドレ・ボノームと大きく格好良く書いてある上にヴィニロンとも書いてあります。ドメーヌの矜持ですね(笑)。

アンドレ・ボノームは元詰めを始めた先駆けの生産者であり自身のワイン、ワイナリーの向上に研鑽を積む一方で地域のドメーヌ・ワイン生産者のリーダー的存在として活躍。1998年に新たなアペラシオン ヴィレ・クレッセA.O.C.設立の立役者として地元で尊敬される存在となっております。これは従来のヴィレとクレッセのコミューンの分類された区画を合計430ヘクタールにまとめた新たなアペラシオンです。ソーヌ川に程近いヴィレとクレッセの町の粘土石灰岩のミネラルに富んだ土壌地域として、マコンひとまとめの枠組みからの自立を果たした訳です。

ドメーヌは、彼の娘ジャクリーヌと娘婿エリックによって経営されています。そして今や、彼らの息子たちオレリアンとヨハンがワイン学の資格を取得した後、ドメーヌの仕事に関わっています。ブドウ畑は12haにまで拡張されました。新たに拡張した斜面上部の水捌けの良い区画がヴィレ・クレッセの畑のようです。そしてオール・クラッセの上のキュヴェを増やし更なる高みを目指していますね(笑)。丁寧な栽培はもちろんのこと、1ha当たり8000~10000本の葡萄樹を密植。仕立ては低いグイヨ。丸っきりのクラシックなブルゴーニュ・スタイル。エコセールとABの認証も取っており、余分な農薬は使わない極力自然な栽培法。区画毎に手摘み収穫した葡萄は注意深く区画毎に発酵。出来上がったワインの特徴を生かすように熟成に使う樽を変
える細心さ。とんでもないハード・ワークに支えられて出来上がるワインは珠玉のもの。100年を越える樹齢の葡萄樹もあり、平均60年の樹齢の宝のような畑のポテンシャルを最大限に引き出すことを目指しているのです。
ともすれば酸が少なくなり勝ちのヴィレ・クレッセにあってしっかり酸を残すスタイルなのは果汁のphを低く保つように腐心。どうやら発酵槽に房ごと入れる技があるようです。ジャイエ・ジルの醸造法と同じようですね(笑)。それにより遅く収穫して減った酸を補うことが可能。アルコール分の高いハニーな味わいでありながら酸のある長命なワインを作ることができるのかと(笑)。

※写真はイメージ
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