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❴限定品❵フレンチー •ナチュール 2022年 ドメーヌ•マルタン フランス

販売価格(税込):
2,380
ポイント: 0 Pt
関連カテゴリ:
フランス白
ロワール 白 ミュスカデA.C. 750ml

片麻岩土壌で作られたミュスカデ(ムロン•ド•ブルゴーニュ)を100%使用。このムロン•ド•ブルゴーニュはブルゴーニュ原産 ピノ・ノワールとグエ•ブランの交配品種ですが、現在のブルゴーニュではほとんど見当たりません(笑)。冷害に強い品種のようで200年ほど前の大冷害の際彼の地で生き残ったのがミュスカデとか。いわゆる暖かな産地で栽培されるマスカット系の葡萄ではございません(笑)。
ワインのスタイルとして、アルコール分はあまり上げず早めの収穫をします。リンゴ酸をたっぷり残すスタイル。お馴染みの味ですね(笑)。とても切れがありますが香りはさほど経ちませんので魚介類全般に合わせやすいスタイルとなります。一時期シャブリの代用品などともてはやされました(笑)。ただシャブリと比べるとお値段安いだけのワイン等と揶揄されがちでもあります(ゴメンナサイ)。そんなこんなで安くて飲みやすいスタイルのミュスカデとコッテリガッチリした高級なミュスカデに生産者は志向が別れる傾向となります。



マルタンはミュスカデのアペラシオンの中でも村名を名乗れるサンフィアクル・シュル・メーヌ(SAINT-FIACRE SUR MAINE)村に本拠を置きます。特にマルタンはサンフィアクルらしい肉厚で硬質なミュスカデも作ります。かなり前にマルタンのミュスカデ•サン•フィアクルを飲んだ時あまりの強さ•生命力に言葉を失いました(笑)。(2017年5月29日のブログに書いてありましたのでよろしかったらご覧ください。)『いったいどれほど持つのだろう!』
フレンドリーではありませんでしたが(笑)、心惹かれる渾身のミュスカデにやられてしまいました(笑)。

このフレンチー ナチュールは2022年がファーストヴィンテージ。、収穫量は35hl/haと低収穫。常軌を逸したほどです(笑)。通常のミュスカデの半分、いわゆるグラン•クリュ規格となっております(笑)。ブドウは全て手摘みで行われます。収穫後すぐに空気圧プレスで圧搾し果汁だけを抽出。炭酸ガスのもとで20時間静置します。(この時SO2は使っていない。)その後16~19度に温度管理されたステンレスタンクにて野生酵母で発酵(ひょっとしてこの初期にSO2を若干使うかも?)の後、オリと共に熟成。清澄は行わず、珪藻土で粗濾過をして瓶詰め。瓶詰め時のSO2は無添加。全体としてのSO2添加量はかなり少なく感じます(笑)。ナチュールと言うだけあります。
今回輸入直後の試飲では、以前飲んだサン•フィアクルの鋼のような硬質さを感じましたので、じつは販売を見送りました。でもですね(笑)、今回再びサンプルを取り寄せて飲んでビックリ!
あの時とまるで別物なのです。
とんでもなく香り豊かでフルーティー。第一印象は『ミュスカデではないよ!』なのです(笑)。
香りの万華鏡!
口中での複雑さ、広がり、余韻、すべてがグレートワインのレベルなのです。

以下裏ティスティング

私「うわっ!なにこれ(笑)、ミュスカデじゃないよ(笑)!とんでもなくフルーティー(笑)。」
Kさん「深いなぁ。それでいて香りの万華鏡(笑)。こんなフルーティーなミュスカデがあるとは!絶句しますね(笑)。」
家内「密度感が圧巻(笑)。かと言って力付くではない。凄く複雑。バターをつけて焼いたリンゴみたい(笑)。」
Kさん「子供の頃調子悪くなって寝てると、お婆ちゃんがリンゴをすりおろして木綿の布巾で絞って作ってくれたリンゴジュースを思い出しましたよ(笑)。」
私「お婆ちゃんの愛情入り(笑)。美味しかったなぁ(笑)。あの滋味深い味わいに通じますね(笑)。」
家内「とてもオイリーだし、マルタンらしい塩味がある。あとハーブ…、ミント、シナモン…、複雑でミュスカデとは思えない(笑)。」
私「マンダリン•オレンジぽさもある。」
家内「翌日になるとクリ、ハチミツ、高貴なオレンジっぽくなる。」
私「エレガントの極み(笑)。一滴一滴が滋味深く愛おしい(笑)。」
家内「モンブランケーキ、アップルパイ、あとクリーム系のシチューは鉄板かな(笑)。」
私「このワインは木樽使ってないみたいなんだけど、クリームのニュアンスがある。完全に葡萄由来なんだよね(笑)。」

マルタンの断固たる意思と意図の賜物なのです。一線を越えたミュスカデなのです(笑)。



以下インポーターさん資料より

パリの南西、ロワール川河口にある都市ナントから車で東に約30分。サンフィアクル・シュル・メーヌ(SAINT-FIACRE SUR MAINE)村にあるドメーヌです。サンフィアクル・シュル・メーヌは家々が集まっている3か所のコミューンからなり、その内の1つにドメーヌがあります。ここはセーヴル川とメーヌ川の間に位置しています。初代は葡萄を売って生計を立てていましたが、1952年にドメーヌを設立しました。現在は3代目のドミニク・マルタンがワイン造りを行っています。彼の父親であるベルナールも、現役で共にワイン造りから販売まで行っています。所有面積は35ha。(グロプランが2ha 、ミュスカデが33ha)土壌は片麻岩がメインです。ミュスカデは1932年~1974年前後に植樹され、3分の1ほどは伝統的な製法のマルコタージュ(取り木)で株
を増やしています。マルタンでは古木や病気などで葡萄がダメになった際、その株ごとを新しい苗木を植えるのではなく、約3aごとに改植を行っています。植え替えの際、ミュスカデVV用の区画では植樹から3年で収穫・醸造が可能ですが、モニエール・サンフィアクルの区画では植樹から7年を要します。 「典型的なミュスカデの味を守ることが大事」と彼らは言っています。サステイナブルな農法に取り組み、HVE取得。オーガニック農法にも取り組んでいます。




以下マスキューのホームページより転載

マスキューの大定番のマルタンが作るミュスカデ・セヴル・エ・メーヌ・・シュール・リー VV、ちょっとスタイルが変わってきました。
端的に言えば酸っぱさが減り旨味が増しました。
う~ん。
リンゴ酸が目立たなくなり、ふっくらした印象です。アラン・ジョフロワの作るシャブリv.v.を飲んでるかのようです(笑)。
共に木の大樽でワインを熟成することで収斂性の酸の角を取るクラシックな技法で作られていますからさもありなん。
マルタンのミュスデの酸っぱさは?
単純に酸っぱさを残すならSO2を使ってマロラクティック発酵を止めれば良いだけなのですが。クラシックな作りのマルタンは余計なことをしません。ワイン本来の自然な味わいのスタイルを守っているようです。
リンゴ酸が少なくなるのは温暖化の影響?基本このワインはアルコール12%くらいをターゲットにして収穫するようですが、温暖化によりそれが早まると同時に暑すぎて酸の生成量が減る。→リンゴ酸の生成が満了しないもしくは通常より少ない時点での収穫となる。→そしてリンゴ酸を減らすマロラクティック発酵もしっかりやる。結果としてリンゴ酸が少なくなる。それゆえ酸っぱさが目立たなくなる。元々が濃いジュースなので旨味の酸味が目立つようになった。のかな(笑)?



以下以前の記載

夏になると無性に飲みたくなるロワールの白、ミュスカデ S & M ・シュール・リー。満足のいくものが なかなかみつからなかったけれど、今回のドメーヌ マルタンはおすすめです。
ミュスカデ S & M ・シュール・リーにしては濃いめの黄金色。もしや重いタイプ──と思いきや、キレがよくて すっきりしています。

シュール・リーから生じるコクは適度で満足感があります。ミネラルも豊富に感じられます。塩っぽさとわずかの苦みが特徴で、ワイン全体を引き締めてくれます。控えめでかわいらしい花の香とレモンの香りがまじりあって さわやか。少々温度が上がったとしてもダレずに楽しめるのが嬉しい。隅々まで目の行き届いた上質のワイン。牡蠣には絶対のおすすめです。

ドメーヌ マルタンは1952年の設立。使用する葡萄の平均樹齢は60年!!どうりで凝縮感たっぷり。また、現在ワインづくりを担当する3代目ドミニクが使っている樽は45年前におじいさんがつくったという“古樽”。古木と古樽。この2つの“古”がドメーヌ マルタンの美味しさの秘訣。家族の歴史がつくりあげた味わい。お試しください。
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