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『ラ・ストレーガ、ラ・ガッツァ、エ・イル・ピオッポ』 N.V. マルティルデ

販売価格(税込):
4,525
ポイント: 0 Pt
関連カテゴリ:
イタリア赤・ロゼ
イタリア ロンバルディア 赤 IGP プロヴィンチア・ディ・パヴィア 750ml

キュヴェ名は『ラ・ストレーガ、ラ・ガッツァ、エ・イル・ピオッポ』→『魔女、カササギ、そしてポプラ』という意味。かなり風変わりですね(笑)。
バルベーラの最も古い畑のぶどうを手摘み収穫、選果後ステンレスタンクで野生酵母による自然発酵。アルコール分は15%残糖分は1g/l。完全に発酵しており驚くほどドライです。通常の野生酵母ではあり得ないレベルです。除梗はしていそうですね(笑)。
マロラクティック発酵もステンレスタンクで行い、ワインとしてはいわゆる一番搾りのみを使用してますね。落ち着かせてから2~3年物のバリックに移し熟成。やはりバルベーラとバリックの相性の良さを知っているようですね(笑)。
熟成期間はヴィンテージごとの特性や使用するバリックの経年数に合わせ最低2年以上。かなり念が入ってます。もともとの生産量が少ないことも相まってノン•ヴィンテージにするしかないようです。単一ヴィンテージのワインだけでは最低ロットを満たさないのでしょう。このワインはは2014年と2015年のものをアッサンブラージュしたようです。

さてさて、裏ティスティングのはじまりはじまり~(笑)!
私「注ぐとワインが濃い。液体がトロッとしてる(笑)。」
Kさん「色合いも濃い(笑)。でも古くなった印象はないですね。それにしても驚くほど濃い(笑)。」
家内「香りの甘さ濃さ…、凄く濃密。でも乱暴でなく洗練されている(笑)。」
私•Kさん•家内「うわっ!凄い!」
Kさん「美味しい!高級感がある。薔薇の香り…。」
私「コレですよ、コレ!私の探していたバルベラは!モンテツェモロのバルベーラ•スペリオーレに比肩する(笑)!」
家内「私バルベーラには好意的ではないんだけど(笑)、このバルベーラには抵抗出来ない(笑)。
甘露さにギブアップ(笑)!甘さが和三盆っぽくて好きだなぁ(笑)。」
私「そうそう、リコリスとは違うよね。日本人好み(笑)。甘露という言葉がぴったり(笑)。」
Kさん「それにしても旨い!コレほど高級なバルベーラはないんだろうな(笑)。高級というより高貴(笑)。」
私「完全なグラン•クリュの世界。非の打ち所がない。」
家内「ちょっと樟脳みたいな植物っぽさがある…、ポプラ(笑)?」
Kさん「マスキューさん、コレってノン•
ヴィンテージなんですか?」
私「はっきりは解らないみたいなのですが…、2014年と2015年のものをアッサンブラージュしたようです。」
Kさん「違うヴィンテージを混ぜたような感じはまるっきりしませんよね(笑)。違和感がない(笑)。折り合いが素晴らしい。あと、ちゃんとヴィンテージ表示したほうが付加価値高まりますからね普通は…。マルティルデって変なこだわりがない 美味しさへのアプローチがユニークですよね(笑)。」
私「良い意味個性的なイタリアっぽいですよね(笑)。Kさんお好きでしょう(笑)?」
Kさん「あはは(笑)。ピンポン!」
家内「マルティルデってブランドを踏襲しないんですよね(笑)。同じ品種でもヴィンテージによってワインは違うし、作り方もヴィンテージによって変えている。」
私「美味しさへのアプローチがユニークですよね(笑)。基本品種にはこだわりますが、美味しいためなら何でも良いみたいなところありますよね(笑)。」
家内「しかも大量生産はできませんから、売り切ったらオシマイ(笑)。」

翌日 更に洗練されて震えるほど旨い!

翌々日 ハイ•パワー•エレガンス!

総酸は6.1g/lありますから細さ頼りなさは出てきません。比較的熟成スピードが速いバルベーラにしては完璧です。あとほとんどSO2を感じません。ステンレスタンクからバリックに移す時若干のSO2添加をするだけとか。衛生管理技術もトップランナー。
マルティルデのトップ•キュヴェを名乗るだけありますね(笑)。



以下インポーターさん資料より

土地、葡萄、家族への愛情が育むナチュラルワイン 「マルティルデ」は、ミラノから南に約60km、ピアチェンツァに程近いロンバルディア州南端、ロヴェスカーラの標高200mの小高い丘の頂に処を構えています。ピエモンテ、リグーリア、エミリア・ロマーニャと州境を接するこの地域はオルトレポ・パヴェーゼの生産地域で、古い文書にこの地で西暦1100年頃からぶどう栽培とワイン造りが行われていたとの記録が残っています。「マルティルデ」はこの地に17ヘクタールの地所を所有し、そのうち15ヘクタールに土着品種のクロアティーナを始めバルベーラ、マルヴァジアなど様々なぶどうが植えられています。ミラノのIBMに勤め、ワインとは全く無縁の仕事をしていたレイモンドとアントネッラのロンバルディ夫妻がロヴェスカーラの美し
い風土と古いぶどう畑が広がるマルティルデの地所に強く惹かれ、ミラノからこの地に移り住んだのは今から30年ほど前。ワイン造りに関する知識も経験も皆無だった2人は栽培と醸造について一から学び、1991年にファースト・ヴィンテージがリリースされました。スタート当初レイモンドはIBMでの仕事を続けており、平日はロヴェスカーラとミラノを往復する生活を1997年まで続けました。 、畑 彼らはぶどうの栽培には当初から有機農法を取り入れ、さらに ロンバルディアを中心に活躍する腕利きのエノロゴ、ジュゼッペ・ザッティをパートナーに迎え、現在では素晴らしいナチュラル・ワインの造り手として確固たる地位を築いています。マルティルデの畑はいずれも古くからある畑で、一部の畑には樹齢数十年の古樹が残っています
が、彼らは樹勢の落ちた古樹は植え替えを進めており、植え替えの済んだ畑では樹齢3~14年の樹が1ヘクタール当たり5000本の密度で植えられています。 樹は全てギュイヨに仕立てられ、剪定によって果実は1本当たり10房以下に抑えられます。土壌は粘土質が主体で少量の石灰質が交じり、果実味豊かな赤やはつらつとしたミネラル感を持った白ワインを産み出します。土壌の構成は畑ごとに微妙に異なり、ぶどうの味わいに変化をもたらします。植物の適度な競合と低収量によって土壌の安定と肥沃さを維持するため、1993年以降畑の下草を定期的に刈り込む作業を行っています。 また畑への施肥はそれぞれの畑の状態、すなわち土壌の養分構成や前年の収穫量や作柄に基づき、堆肥などの有機肥料が必要最低限施されます。病害への対策も
同様に制限され、可能な限り好ましい気象条件の時に天然由来の環境への影響の少ない薬剤を必要最低限使用します。農薬や合成除草剤は一切用いません。 、ぶどう 彼らのぶどうの中で最も重要なものは、黒ぶどうではクロアティーナです。「ボナルダ・ディ・ロヴェスカーラ」とも呼ばれるこのぶどうは古くから栽培され、その卓越した品質には定評があります。彼らもこのぶどうには特別な思い入れがあります。また最近では、適度な酸を持ち熟成に向いたバルベーラにも力を入れています。一方白ぶどうはマルヴァジアがメインです。1993年、彼らは古い畑に初めてマルヴァジア・ディ・カンディアのクローンを植えました。現在、これは彼らの最も重要なぶどうの一つになっています。このぶどうからは2つの異なるタイプのワイン
– フレッシュなタイプと、約6ヶ月のマセレーションを行ったいわゆる「オレンジ・ワイン」 – が造られます。ぶどうはすべて自社栽培のもののみを使用し、買いぶどうは一切使用しません。収穫が近づくと、彼らは頭をからっぽにして畑の隅々まで歩き回り、ぶどうの風味(甘味、渋味、柔らかさなど)を徹底的にチェックします。この食味による確認と並行して糖度、酸度、phなどの分析も行われ、最適と判断された時点で手早く収穫が行われます。これらの作業は秋の気候の変わり目までに終わらせなければならないため、常に時間との戦いとなります。ぶどうは全て手摘みによる収穫後直ちにセラーへと運ばれ、圧搾が行われます。発酵は赤も白も全てステ
ンレスタンクで行います。
発酵を安定させるために発酵の前後でSO2を加える生産者が多いのですが、彼らは果汁の状態が良ければ発酵の前にSO2を加えません。発酵終了後に法律で認められた量よりはるかに少ない量を添加するだけです。そのため彼らのワインはSO2の含有量が低く、「飲んでも頭が痛くならないワイン」は彼らの自慢です。発酵後白ワインはそのまま瓶詰めまでタンクで熟成させます。 赤ワインはマロラクティック発酵を行い、熟成のために樽へと移されます。彼らはワインによって2500リットルの大樽と225リットルのバリックを使い分けています。バリックで熟成させたものにはバニラやコーヒー、スパイスのフレーバーが備わります。赤ワインは瓶詰めの前に卵白とゼラチンで清澄を行います。 、  彼らのワインにはすべて彼らの家族– 一緒に暮
らす犬、猫、馬たちの名前が付けられ、アントネッラによって描かれた可愛らしいラベルが貼られ、ワインを味わう人々を和ませます。有機ぶどうから造られたワインはいずれも果実本来の風味にあふれ、飲む人に強い印象を与えます。ロヴェスカーラの地、そこから産まれるぶどう、そして家族たちへ限りない愛情をそそぐアントネッラとレイモンドの想いが詰まったマルティルデのワインを是非味わって下さい。
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