ワインの知識・ワイン辞典
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今回は大好きなワイン、イタリアのタウラージを生む品種Aglianicoです。でも...冷静に考えてみると人に語るほど飲んでいない。この機会に当店に置いている銘柄以外も飲んでみようと近所のワインショップを何軒かまわりました。が、見つからない。おいていないんですね。「そうだよね。ウチもアリアニコは2種★だけで在庫数も抑えているし。安いワインじゃないし。マニアな葡萄なのかもね。」としばし店長と語り合ったのでした。
さてさて。ちょっと発音しにくいこのアリアニコはギリシア原産の葡萄といわれています。Aglianicoという名前も「ギリシアの(=hellenic)」を意味するイタリア語ellenicoが転化したものと考えられています。 栽培の中心はイタリア南部のカンパニア州とバジリカータ州。有名産地としてDOCG Taurasi(カンパニア州)、DOC Aglianico del Vuiture(バジリカータ州)が挙げられます。(※1)2つの産地には、 [ 標高400~600mの内陸高地 ] ・ [ 火山性土壌 ] ・ [ 冷涼な気候・気温の日較差が大きい ] といった共通項があります。これらがアリアニコに適する自然条件といえます。アリアニコは粒と粒の間が粗く晩熟がで自然に収穫量が抑制されるそうです。またゆっくり熟すのでポリフェノールとタンニンをたっぷり含有します。それにより色濃く濃厚な味わい、強い香をもつ長期熟成タイプのワインが生まれます。(※2) はじめに言ったように豊富な経験ではないものの、これまでに飲んできた印象をまとめてみます。 DOC Aglianico del Vulture(バジリカータ州)
DOCG Taurasi(カンパニア州)
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