ワインの知識・ワイン辞典
よく見る光景なんですが、グラスにワインを入れたまま中のワインをふって回す方がかなり見受けます。多分よくソムリエがグラスを回すので皆さん同じようにするんでしょうか。グラスを回しながらソムリエが「だんだん香りが出てきました。」などと宣うものだから余計にグラスを回すことが一般的になってるんだと思います。確かにグラスを回すことは香りを出すことになりますが、ほとんどのワインは香りが一気に飛んでしまいます。すくなくても5、6回回すと香りが「いわゆる繊細なトップノーズが」なくなってしまいます。お試しください。 ソムリエがグラスを軽く5、6回くらい回しながらテイスティングするのはあくまで最初の味の確認のための苦肉の策に近いものです。無理やりワインを壊しながら香りをホストに伝える作業なんです。ですからワインを味わい楽しむ事とは全く別の作業なんです。すくなくとも、そのワインの全体像を楽しむ事はグラスを回すことでだいなしになることとなりますから、止めた方がいいと思います。そんな光景を見ると「ワインがもったいないなぁ。」などと思ったりします。まあワインを飲むことはそれぞれのスタイルですから大きなお世話といえばそれまでですが、すくなくとも平気でグラスを何10回も回すことをするプロは信用できないと思った方がいいと思います。 >> ワインの知識トップへ |
│店主紹介│地図と住所│桝久にメール│特定商取引(送料等) │チーズ │ブログ│カゴの中身 │
(C)Copyright 2005-2012 by 株式会社桝久商店 & フクモト・ロジスティック・システム