シャトー・ラジャール 『エレオノール』2009年 赤フランス ボルドー・スペリュールA.C. 750ml |
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ボルドー、ドルトーニュ川右岸サン・テミリオンの南東にあります。カスティヨン・ラ・バタイユの近郊の50ヘクタールのシャトーです。敷地の内30ヘクタールが葡萄畑。オーナー兼生産者のグレゴリー・ロヴァトさんは老人医学の専門医。シャトーを相続した後はワイン造りとアルツハイマー型認知症の治療を兼業しています。そんなオーナーですから、ワインは化学的な肥料や農薬を極力使わない理論的有機農法で造られます。
一般にボルドーでは有機農法は難しいのですが、葡萄樹が樹齢30年と良い歳頃で、しかも天候に恵まれた2009年ですから、本領発揮しています。濃度の濃い健全な果汁を得ることが出来たようです。 セパージュはメルロ70%、カベルネ・フラン20%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%の割合。斜面の水捌けの良い粘土石灰質の土壌で、35〜45ヘクトリットルの低収量です。ステンレスタンクで発酵後、熟成は60%がセメントタンク、40%がバリック(たぶん古樽)。選果が良く、果実味とタンニンを大事にしているようです。 最初の印象は良く太ったアントル・ドゥ・メールのように感じます(笑)。ただし、雑味がなく果実のタンニンの緻密さと滑らかさはタダモノではありません。このままでも充分美味しく楽しめ、1本すぐに飲んでしまいそうです(笑)。まだ、出てくるものがありそうな気がしましたので、翌日もう一度飲んで確認することにしました。すると、液体が濃く肉厚になっています。プラムの香りも明瞭さを増し、土臭さや皮などのニュアンスが加わりエレガント!優良なフロンサックのワインのようです。素晴らしい伸びやかさ。 一本取られました(笑)。 侮れない、飲み易さなのです。 ボルドーの有機栽培ワインの到達点ですね。 ・1480円 / 税込 |
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