ワインの知識 - 真夏も大丈夫。ワインを守る方法夏が待ち遠しいこの頃ですがワインにとって夏は厳しい季節。定温輸送が一般的でなかった頃、夏場のワイン輸送は危険なことでした。車中、高温状態におかれ、涼しい店内に運びこんだところ、コルクが急激に膨張と収縮をおこし液漏れが発生!!仕入れワインの半分がダメになったという話もありました。そこで今回はワインを守る方法を紹介します。 ワインが最も嫌うこと、それは強い衝撃や振動・極端な乾燥・強い光線・急激な温度変化。 なかでも気をつけたいのは温度変化ですね。「一定の温度に保つ」それが大切。最適なのは14〜18℃といわれています。温度が高すぎると熟成が早まる可能性があるし、先述のようにコルクも心配です。対策としてはやはりワインセラーがベストでしょうか。以前より安く買えるし選びやすくなりました。振動のないタイプを選べばより安心です。 自宅に空き部屋があればそこをセラーにするのも良策。温度・湿度の調整用にクーラーと加湿器、温度計・湿度計を設置します。湿度は60〜80%くらいにします。窓があれば遮光カーテン等を吊るしましょう。木箱やダンボール箱の利用で省スペース大量保管も可能です。ただし夏期の電気代高騰と家族のブーイングは覚悟する必要があります。 冷蔵庫も使えますが、低温と振動を考慮して短期間の利用としましょう。 しかし!!私の経験からいうとワインは丈夫です。デイリーワインをケース買いしてもそれを収納数に限界があるセラーに入れる必要はないと思います。 とはいえ、気密性の高い日当りのよい部屋に置いてはダメ。温度変化のない暗い場所ー押入れや床下収納庫のようなところが良いかな。でもマンションなどでは日中留守にすると熱がこもってしまうので工夫が必要です。 当店ではワインの配送にビール用発砲スチロール製ボックスを利用します。軽くて丈夫、たくさんはいる。保冷剤を使えばボックス内は快適です。2Lペットボトルに水を入れ硬く凍らせて使えば長時間保つし湿り気も得られます。水滴が落ちないようボトルをタオルや新聞紙でくるめば完璧。経済的で地球に優しい方法でしょ?ボーナス全部をワインにつぎこんでセラーの予算がなくなってもこの手は使えます。工夫をこらして真夏もおいしくワインを楽しみましょう。 >> ワイン辞典 |
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