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ワインの知識

 コルクの雑学 

今回はコルクに関する雑説です。コルクはコルク樫の樹皮から作られます。地中海沿岸地方が主要生産地で中でもポルトガルが質、量ともに世界一の産出国です。ポルトガルの農園ではコルク樫が整然と植えられ、真っ青な空、強い日差しの下、豊かに葉が繁り頑健に育っています。コルクの品質を維持するために、1本の樹木から樹皮を採取するのは9年毎と法律で定められています。採取された樹皮は半年ほど乾燥した後、工場へ運ばれます。まず煮沸処理を施されその後、用途に合わせた形で切断、消毒工程を経てコルク栓の完成です。

時々ワインにカビくさい嫌なにおいがついていることがあります。それは“コルク臭”です。その原因は消毒に使用する塩素にあると考えられています。ワイン中に存在するフェノールと悪条件の下、化学変化がおこると発生するのだそうです。しかしコルク臭は全てのワインに発生するものではないし、コルクの消毒には塩素が最も有効ということですから、この問題の解決は難しいのです。

それにコルク臭以外にもコルクの折れやカスの問題もあります。そんな理由とコルクの生産量減少とで近年樹脂製コルクやスクリューキャップを使用するメーカーも増えています。オーストラリアの研究によるとこれら新顔の栓を用いても熟成に問題ないという結果を得ているそうです。

でもそれって問題ない=悪くはない、ダメージが無いということで“よりよく熟成する”とイコールなのかなあ...少々疑問を持ってしまいます。私自身は気軽にぱっと飲んでしまうものは樹脂でもスクリューでもOKですが、やっと手に入れたワインやヴィンテージもの等、自分の思いのあるものはコルクがいいです。大切なワインをよし飲むぞっていう時は様々な背景がそこにあるのだからコルクを抜くという儀式は失いたくないですよね。

関連項目

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