カリチェロ DO フミーリア 2010年 ボデガス・カリチェロ
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ボデガス・カリチェロは創立1983年と古くありませんが、もともと地元のワイン商アガピコ・リコが主体となり創業られました。ブドウ園は内陸の標高700メートル以上の高地にあり、昼夜の寒暖差と日照に恵まれた好立地です。
生産するブドウはフミーリアの代表品種であるモナストレルが中心ですが、様々な品種から最良の組み合わせをヴィンテージごとに組み合わせる贅沢さ。研究心の賜でもありますね。その時々様々なセレクションが出来るのです。効率的な大規模農業の利点なのです。 カリチェロ2008年はモナストレル40%、テンプラリーニョ40%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%、となっており、2007年に使われたシラーは使われていません。 そして2009年は2008年と同じ割合でした。 ところが2010年はモナストレル40%、シラー40%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%と原点に返りました。 やはりデビュー当時の鮮烈な果実味爆弾の復活か?たしかにテンプラリーニョよりシラーの方がインパクトはあります。でも決めるのは飲み手。いかがですか? ワインの味わいには透明感があり、選果の良さと栽培の丁寧さが伝わります。クリアながらものすごくて凝縮された果実は、滑らかでしなやかなタンニンに良く溶け込んでいます。余韻も巨大(笑)。しかもモナストレルの良さが全開です。 ちょっとアルコールが強い感はありますが、時間の経過で解消されると思います。あとマセラシオン・カルボニックの影響だと思いますが、少し麹のような酵母臭がします。これも時間の経過で解消されると思います。 ラファージュさんのライバルかも(笑)? 何年か飲み続けて進化の課程を見届けたくなりました。 このワインなんといってもモナストレルの良さがとても良く出ていることが、驚きであり美点だと思います。こんなに早くから飲めるモナストレルは初めてです。 ・1650円 / 税込 |
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