カスティーリョ・デ・エンゲラ クリアンサ 2007年 ボデガス・エンゲラ
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このワイン、モナストレル50%、テンプラリーニョ30%、シラー10%、メルロ10%のセパージュから作られています。在来品種をメインにフランス品種を補助的に使っていますから、味わいに突飛さがないのが良いです(笑)。
十分な力強さがありながら、プルーンやベリーを想わせる明瞭で溶け込みの良い果実味は、とてもエレガント!余韻も美しく、とても長いのがレベルの高さを物語ります。 リッチでありながら柔らか、雑味のないエレガントなスタイルは、パワー勝負のワインにあっては見落とされがちかもしれません。しかし、飲み飽きしないのは生産者の作りの良さの証なのです。 あと木樽の使い方がとても上手です。樽香が邪魔せずに、熟成に上手く作用しています。果実味をとても綺麗に表現出来ています。 バリックではなく500リットル前後の樽を使っているようです。樽の原材はアメリカンオークですが、木の風味が強く出ないように工夫しているようです。 ボデガス・エンゲラは1999年にペレス・パルド氏が設立した新進のワイナリーです。所有畑は二カ所に合計160ヘクタールというからビックリ。いきなり農業を始めてこの規模ですから、ワインに対する思いの強さが感じられます。(日本のお金持ちに見習って欲しいですね。)すべて有機農法であり、畑の管理にコストをかけています。もちろん醸造施設にも惜しみなく資本投下してるはず。 これだけの取り組みをすれば結果もついてきますね。 スペインワインの急速な進歩を感じます。 気がつくと一本空いてしまい、おかわりしたくなる良品なのです。パワーだけだと飽きるのです。 ・1250円 / 税込 >> スペイン ワインのラベルの読み方 |
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