『プエルト・サリナス』 2004年 ボデガス・シエラ・サリナス
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ボデガス・シエラ・サリナスは2000年にムルシア州とアリカンテ州の間に位置するシエラ・サリナス山脈の標高650〜680mのところに90ヘクタールの畑を購入して始まりました。じつはこのボデガ、スイスのファンドとボデガス・カスターニョとの合弁のベンチャーでスタートしたものでした。（現在は合弁を解消したようです。）畑もボデガス・カスターニョの地続きですが、ちょうど州境の道路を越えているためアリカンテＤ.Ｏ.となっています。当初より、国際的に通じるモナストレルを使ったグレードの高いのワインを目指しました。ですから最上級銘柄の『サリナス 1237』は20000円近いお値段！旨いには旨いのですが、マスキューの趣旨とは違います（笑）。そこで落ち着いたのは『プエルト・サリナス 2004年』です。
このワイン、モナストレル80％、カベルネ・ソーヴィニヨン13％、ガルナッチャ・ティントレーラ7％の割合で造られています。カベルネを使っているところは気に入りませんが（笑）、樽香も気にならない充実の果実味。複雑なスパイスなどの香り、ミネラル感、圧倒的な膨らみと甘さ。グレートワインです！スペインワインらしからぬ明瞭なアロマとバランスの良さは今風、でもコストパフォーマンスの良さに免じて許します（笑）。 大物なのです。ヴィンテージも2004年で、これから調子が出てくる頃。ポテンシャルの高さを実感できます。 ・2250円 / 税込 |
