『ガランス』2009年 ドメーヌ・ルージュ・ガランス
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ローヌの超新星の登場です。
このドメーヌ・ルージュ・ガランスはローヌのエステザルグ協同組合に属していたベルトランとクローディ・コルテリーニが共に、友人達の支援で独立して作ったドメーヌです。 まず面白いのはセパージュです。カリニャン70%、グルナッシ30%で構成されています。通常カリニャンは補助品種として使われますが、なんとカリニャンがメインなのです。ローヌの地ではチープな印象が強いカリニャン。私の愛するロッシュ-オードランやガントランディ、マズールなどはカリニャンを使わないスタイルです。私自身もフィトウ以外のカリニャンで旨いワインに当たったことがありません(笑)。 うーん。 飲んでみると、味わいにチープさがありません。開けたては明瞭さはありませんが、途方もないものを感じます。あとタンニンの大きさと滑らかさに驚かされます。しかも、まだまだ閉じた感じがありながらエレガント。 明らかなグレート・ワインです! 時間が経って翌日になると、ものすごい勢いでベリー系の香りが吹き出します。360度に放出されてます(笑)。そして凄いことに、同時に複雑味が現れます。また、奥行きと余韻の到達レベルも尋常じゃありません。それでいて下品さがない。 このワイン、一体どれほどの生命力があるのでしょう。 開けたての甘さだけで満足してはもったいないワインなのです。 セオリーにとどまらない斬新なクラシックさがあります。 並々ならぬ労力が伝わってきます。 |
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