『コレクション・プレモン』 2001年 プレモン協同組合
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『コレクション・プレモン』とは、いかにプレモン協同組合がサン・モンのワインに気合いが入っているか示してますね(笑)。もちろん特別なキュヴェです。
マスキューではかつてプレモン協同組合のワインを扱ってましたが、インポーターさんが止めたため、販売を終了しました。とても厚みがあり良いワインだったのですが、時期尚早まだマイナー過ぎました(笑)。 エスプリ・ド・ヴィーニュ同様の低収量、しかも樽熟成が14ヶ月と長くなっています(新樽1/3、古樽2/3)。セパージュもエスプリ・ド・ヴィーニュ同様ですが、ワインとしてのニュアンスに違いがあるようです。 味わい複雑で立体的。熟成の妙が楽しめます。抜栓直後はかなり還元臭が強いのですが、時間の経過と共に消えて行き、分厚いタンニンの中から果実味が顔を出してきます。 また、ファースト・アタックに甘さがあり赤い果実のニュアンスが、草やらハーブ、リコリス、甘草、漢方薬の香りが溶け込んでます。 うーん。 素晴らしい! 基本的には泥臭い田舎のワイン。でも熟成したタンニンと香りの有様は大したものです。 葡萄を房ごとワインにしているのです。全体の印象は、ベルジュラックのワインに似てますか。 時間が経つにつれプラムのコンポートやジャムの香りがタンニンの中から出て、飲み込んだあとの余韻にいつまでも長くこの香りが続きます。 ただ、まだまだ隠れている感じですから、あと5年、10年後まで取っておいて、行く末を見てみたいワインです。 完全にタンニンが熟成した様を、知りたくなります。 ・1575円(税込) |
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