アストロラビウム・ダン・レゼルヴァ 2006年 ポルトガル ダンD.O.C.赤ダン・スル 750ml

ダン地方はポルトガル中部ダン川沿いの銘醸地として古くから有名です。1908年にポルトガル最初のＤＯＣ指定を受けました。（フランスのＡＯＣより古いのです。）ポルトガル産のワインというとどうしてもポートの影に隠れてしまいます。この産地も小さい栽培農家が中心の協同組合製のワインが長いあいだつくられていました。近年は新たなる醸造会社により世界水準のスティルワインが生産されるようになりました。ＥＵの恩恵ですね。

もともとポテンシャルの高い産地ですから、現代の技術を上手く効率的に利用すれば、驚くほど安価な優れたワインができます。

うーん！

味わいは深く、地味ではありますが果実味のボリューム感は折り紙つきです。本来の柔らかで豊かなタンニンが満足感を満たしてくれます。

普通にちゃんと造れば、自然に良いワインが出来ちゃうようなテロワールの優位性があるかのようです。

ここのところずっとニューワールドのワインが注目されてますが、それよりポルトガルに注目すべきです！歴史がもともとありますから、基本的な部分ではスタイルが確立されています。

あざとさが無いのです！

あと瓶のラベルデザインがカッコいいです。キャップシールに地図をデザインするほどの凝りようです。高級に見えます(笑)。味わいの良さだけではありません。

ハイレベルです。

・1335円 / 税込