桝久商店, ブルゴーニュキュヴェ・シャンタル,ドメーヌ・ジェラール・セガン

じつはこのワイン中身はシャンボール・ミュジィニーなのです。畑は国道より下側に南北に長く所有しています。ですからいくつもの畑を横断するように所有しています。

本人に

「せっかくシャンボール・ミュジィニーなんだから、アペラシオンをシャンボール・ミュジィニーになぜしないのですか？」

と聞くと

「だってブルゴーニュA.C.のほうが安く飲めるからいいでしょう。」

「えっ！」

思わず声が出てしまいました。
こんな感じの人がいるのです。
フランス人は本当にいろいろな人がいますね。（彼はフランスでもユニークな方でしょうが）

「あなたのワインたくさん買うから安くしてください。」などと言ったら相手にしてくれなくなりますね。確実に。

話がそれました。

前回2002年のヴィンテージで同じワインを飲んだ印象は、シャンボール・ミュジィニーらしい女性的な妖しさを湛えた味わいにとても感動しました。

今回2005年は更にスケールを大きくした感じのワインとなっています。

春に入荷した時点ではまるでバレルサンプルのように硬かったため、ようやくお披露目となりました。

それでもまだまだあと3～5年くらいに亘って楽しめる素晴らしい出来です。

アペラシオンの格を2段階飛び越したワインです。