ボーヌ サン・ヴィーニュー 1級 2000年
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ヴォルネイにドメーヌを構えるヴィトウゼ・プリウールは革命期までさかのぼれる名家です。ただあまり表にでないため、評論家の間でもお買い得なドメーヌとして知られています。
もともとムルソーの白ワインの名手として有名なドメーヌです。 じつは、私は1991年ヴィンテージを飲んでこのドメーヌにはまりました。 1991年は春に遅霜にやられ収穫の半分を失い、秋の収穫期に雨に降られて散々のヴィンテージです。 そんな最悪のヴィンテージですら凄みのある素晴らしいワインを作り上げていたのです。収穫をトコトン遅らせることで彼のムルソー・シャルムは貴腐菌が付着しとんでもなく凝縮したワインとなったし、ヴォルネイは土壌のエッセンスを詰め込んだような濃縮ワインとなりました。ほとんどの生産者が匙を投げるようなヴィンテージですら最期まで全力を尽くしてつくられたワインに深く感動しました。 また、このボーヌを飲むといつも不思議な気分になります。なぜなら、ヴォルネイの赤は凝縮された味わいが支配的なスタイルなのですが、ボーヌのこのワインはひたすら香しいのです。美しく麗しいピノノアールの香りが噴き出すのです。軽やかなボディーのどこに多量な香りが隠れているのか不思議なほどです。同じ生産者ですからつくりは同じはずなのですが、全く別のスタイルなのです?テロワールの違いとしかいいようがありません。 不思議なほどです。 ボーヌの赤ワインはすぐに香りが開きませんから、その良さを知る人が多くいません。この飲み頃に入ったワインを飲むことで皆さんに良さを知って頂きたいものです。 麗しいピノノアールの香りを是非お楽しみ下さい! |
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