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カピトソ セミクリアンサ 2006年 スペイン リオハ 赤 750ml

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スペインの銘醸地として名高いリオハのワインです。
リオハのワインはとても良いのですが、若い内は硬くて取っ付き難く、味わいの良さが現れるまでかなり時間がかかります。
かといって、早飲みタイプのワインはあまりに軽くてガッカリさせられることが多かったような思いがありました。

このワインの生産者ボデガス・アルタンザは1998年に設立されたばかりの新しい生産者ですが、その突出した実力から、もうすでにリオハの新星として高く評価されています。(ロバート・パーカーの功績です。)

このセミクリアンサという表示ですが、公式のカテゴリーではありません。
一般にクリアンサというと、樽熟成1年瓶熟成1年の合わせて2年の熟成が課せられます。
このカピトソは10ヶ月の樽熟成の後、瓶熟成を半年で出荷しているため通常のクリアンサより熟成期間が短くなっています。
長い熟成期間がワインの品質表示でもあるスペインでは、野心的な試みです。
私も普通でしたら、ふざけた表示のワインだと一蹴するところですが…。
柔らかく、豊で、バランスが良く、とても旨いのです。
テンプラニーニョ100パーセントの深みのある赤い果実味がとても心地よいのです。
もともとの選果がよく、雑見がなく、しかも肉付きが良いのです。
かなりしっかりとした、非の打ち所のないワインづくりがうかがえるのです。
これなら、なにも無理に熟成期間を延ばさなくてもいい味わいです。

秘密はミクロ・オキシダシオンです。
これは、フランス ガスコーニュで開発された技術です。発酵槽に微細な酸素を送り込むことで、タンニンを柔らかにします。
タンニンが強く硬いガスコーニュでは、いかに早くタンニンを柔らかくするか大きな課題でした。10年かかるところ1年で柔らかくなれば、生産効率が飛躍的に増す訳ですから。
「濃いけれど硬い」ワインが「濃くて柔らかい」ワインになるのです。

恐るべしミクロ・オキシダシオン!

ただ全てのワインをよくする錬金術ではありません。
ワインのレンジの選択や、しっかりとした造りの裏付けがなければワインの寿命を縮めるだけのドーピングになりますからね。

ただ、これほど良くできたリオハのワインを飲んだことは衝撃でした。

新しいスタイルのリオハワインです。


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