中部イタリアのアプルッツォ州産のワインです。かなり有名なワインですからご存じの方が多いと思います。
日本にかなり輸入されてるイタリアワインです。有名ということは生産者も多く、かなりの数の銘柄があります。
それゆえその品質はピンからキリまであります。
このワインの生産者ヴォルピはもともとピエモンテのワイン生産者兼ネゴシアンです。
アプルッツォには居を構えていません。ですから―良いワインは元詰め―の原則からは 外れます。(桝久らしくない選択ですが)
イタリアではピエモンテのワイン生産者は 昔から中部や南部イタリアからワインを買って来て販売することが通例でした。ですからヴォルピはかの地には太いパイプをもっていたのです。自分の畑でなくても有機栽培の認証をとり、商品化することはなかなか出来ることではありません。
美味しいのです。
この価格帯ではコストパフォーマンスが秀でています。
これだけ美味しければ元詰めにこだわらなくてもいいじゃん!
ワインは全体にバランスがよくぶっきらぼうなところがありません。
そしてなんといってもモンテプルチアーノ種独特のラズベリーの香りが 素晴らしく綺麗に現われています。
チャーミングとはまさにこのワイン!
軽やかではあるが薄くない。
ちょっと冷やして飲んでも良し!
軽やかなボディーの割に持ちがよく、酸も十分あります。
ワインの値段が高くなっている昨今、有り難いワインです。
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