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『ボーヴィニャック』ピックプール・ド・ピネ コトー・デュ・ラングドックA.C.
レ・コスティエール・ド・ポメロール 2010年 白 南フランス ラングドック 750ml

ジュ・ド・レザン

>> ラベル写真

ちょっと長くてややこしい名前です(笑)。

まず『ボーヴィニャック』これは銘柄名です。そして「ピックプール・ド・ピネ」これはAOC名です。聞いたことないですよね(笑)。ピックプールは南フランスしかない古代品種らしいです。
同じくAOC名の「コトー・デュ・ラングドック」は2007年の政令でラングドックACと改名されましたが、2012年まで従来の「コトー・デュ・ラングドック」をなのれるそうです。それと同時に「ラングドック・ピックプール・ド・ピネ」という新しいアペラシオンが認められました。
ですからこのワインの表示は新しい「ピックプール・ド・ピネ」と古い表示の「コトー・デュ・ラングドック」の両方が併記されているのです。ややこしいですよね(笑)。

このピックプール種は酸がとても強く、まさに『舌を刺す。』ようです。南フランスの白ワインといえば、たっぷりとした桃やトロピカルフルーツなどの柑橘類の香りが支配的で、ふくよかなイメージがありますが。この品種はレモンを想わせる柑橘類の印象がとても強く、南フランスらしくありません(笑)。カキに良く合うワインと地元では親しまれています。大西洋側のカキはロワールのミュスカデやグロ・プランと合わされますが、南フランスのピックプールだとやはり地中海産のカキにあわせるはずです。そうすると日本のカキでも有明海や広島湾などの比較的水温の高いところで育ったカキにはピックプールが合いそうです。
家内曰く『ケンタッキーフライドチキンの新製品、柚子辛チキンにぴったり!』と言っておりますが(笑)。(それはそれで結構良さそう。)

話が飛びましたが、このワインとてもボディーがしっかりしています。アルコール分は12.5%と南フランスとしては高くありませんが、補糖しないバランスの良さがあります。とても自然であざとさがありません。翌日になると酸が目立たなくなり違うワインのようです。しっかりしたベースが顔を出します。変化の早い品種特性なのでしょう。
生産者のレ・コスティエール・ド・ポメロールはこのワインの造り手として、トップクラスに評価されているのも頷けます。
私このワインかなり好きなのですが、皆さんが同じように感じられる自信はありません(笑)。
一風変わってますが、経験値上がることだけは、請け合います。

私は好きなんですが…。
瓶もアペラシオン独自のデザインでカッコイイし。
是非お試しを!

・1350円 / 税込

×1本  


>> ラベルの読み方・フランスワイン


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