レ・クーポレ・ディ・トリノーロ 2006年
|
>> ラベル写真 |
イタリア ワイン界の鬼才A.フランケッティーさんの名前は、いまや知らない人はいないほどです。かなりの変わり者として当初は変人扱いでした。
なんたって彼のブドウ園は、たしかにトスカーナなのですが、いままで誰も見向きもしなかったサルテアーノという土地です。 その土地を気にいって衝動的に購入し、経験のないままワイン造りを始めちゃったんですから。 しかもイタリア・ワイン界が大嫌いでしたから、フランスに教えを求めたのです。 それも、いきなりチュヌヴァンさん(サンテミリオンのヴァランドローのオーナー)のところに自作のワインを持って行ったというからすごいですね。チュヌヴァンさんも最初はなんて無礼な奴だとかなり怒ったらしいのですが、最終的にフランケッティーさんのワインを世に送り出しましたのです。天才同士通じるものがあったのですね。 すべてにおいてエピソードに欠かない伝説の男フランケッティーさんです。それは自分のしたいワイン造りの為には、妥協することなく突進む信じられないくらいのエネルギーがあるからなのですね。 面白い話が多すぎて語り尽くせません。 ブドウ品種はほとんどがボルドー品種を使います。そしてその年最良のものだけがテヌータ・ディ・トリノーロになり、それ以外がレ・クーポレ・ディ・トリノーロになります。 植密度からいうと1ヘクタールに10000本のブドウ樹を植え、7700本ほどのワインがつくられます。 また、醸造も畑の小区画ごとに行ないます。小区画ごとのブドウの差異があるためかなり細かく収穫醸造をします。 ちなみに2005年は9月から11月にかけてなんと52回繰り返して行なったそうです。 2006年を飲んでみて思ったのですが、相変わらず肉付きが良く緻密で、クリアネスがあります。安定したワイン造りができています。そして飲み易いのです。 かなり高いレベルでのことですから脱帽ものです。もうボルドースタイルなどではなくフランケッティースタイルなのですね。 フランケッティーさんのワインを飲むといつも思うのですが、「人知はテロワールを超える。」との感がします。(すべてがそういう訳ではないのでしょうが) そんなレ・クーポレ・ディ・トリノーロ2006年 年に一度の入荷です。お見逃しなく。 |
|
レ・クーポレ・ディ・トリノーロ 2003 -
|
│店主紹介│地図と住所│桝久にメール│特定商取引(送料等) │チーズ │ブログ│カゴの中身 │
(C)Copyright 2005-2012 by 株式会社桝久商店 & フクモト・ロジスティック・システム