先日、お客様のお店でワイン会のい手伝いをさせて頂きました。フレンチに合わせた会だったのですが、1本だけドイツワインをチョイスさせてもらいました。
トリッテンハイマーアポテーケ.KAB.1992年ビショッフリッヒ(聖公会)です。92年のドイツワインは不作年でもう飲めるヴィンテージはないと言われていますが、若々しいリンゴやライムの香がトップノーズで現れ、そのあとハニーな香りとグレープフルーツの香があとを追うように出てきました。美しい。キャビネットという等級はブドウが完全な状態でつくられたものであることに改めて気付かされました。十分な酸と糖度と低収量の芸術品。シュベートレーゼやアウスレーゼの単なる下の等級であるだけではありませんでした。酸が十分ある為、むしろドライな味わいで食事との相性もよいものです。近年ドイツでは新たな辛口ワインの法整備が進み新しい辛口ワインのカテゴリーができていますが、クラシックスタイルとのキャビネットがそのままあてはまっていることに気づかされました。う〜ん恐るべしドイツワイン。底が深い。このワインにこんなにも考えさせられるとは思いませんでした。
ところでこのワインは家内と二人で「この十分な酸のドイツワインはどの位もつか?」という疑問から勉強の為とっておいたものです。「キャビネットでも熟成能力がとんでもなくあった!」目からウロコでした。それ由、在庫は残念ながらもうありません。但しマスキューのセラーには古いドイツワインがまだありますので恐がらずにお試し下さい。 by 利秋
早いなぁ、12月です。仕事して家事して隙間で読書・映画してワインを飲む毎日です。じつに規律ある生活ですが、いささか寂しい気もします。せめてクリスマスくらい豪勢に。出前ピザとチキン、サラダとスープ、チーズは大好きなスティルトン。ビデオはJ・デップ様出演作。スパークリングは美味しいクレマンを発見したし、赤は伊・プッリャの固有品種か仏・ガスコーニュ。 って、なんかやっぱり安上がりな私・・・。皆様楽しい年末を!! by 昭子
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